【素人が決算資料を読む】vol7,音声技術を提供するアドバンスト・メディア

こんばんは。やっと1つの案件が落ち着いたので、久しぶりに更新します。
今回はアドバンストメディア(マザーズ上場)、音声認識技術を提供している会社です。
http://www.advanced-media.co.jp/

クライアントはKDDINTTデータを中心に大手企業が多いです。
コア技術の音声認識技術を中心に、医療や建設その他の業界に至るまで、
幅広い業界に技術を提供している会社です。

数字面を見てみます。平成30年3月期 第二四半期の決算短信を拝見しました。
・売上高は1424,788,000円
・粗利率が約70%、経常利益率が約7%
流動比率は990%、固定比率が150%

1、今後のシナリオ
この業界の知見は全くないので、どうなるかはクリアにイメージすることはできないですが、
AI領域はアルゴリズムとデータ量が主要な競争要因だと考えておりまして、
その場合、1位と2位の差がある程度開いた段階で、加速度的にギャップは拡大していくのではないかと考えています(ハード産業以上に)。

そういう意味で本企業も今後どういう戦略で勝負をしかけていくのか、
興味深いです。

2、音声認識技術は今後ユースケースは広がっていくのか?
近年Deeplearningの進化で特に画像認識技術については隔世の進化を遂げている最中ですが、
画像認識ほど、音声認識は上記技術の恩恵を受けていないように思います。

ただ、音声認識技術についても、まだまだ潜在利用の可能性は多く残っていると
考えています。例えば、医療(コンシューマー向け)やシニアマーケットなど、
言語を通じてコミュニケーションが行われる領域で、音声認識技術でだいたいしうる余地は
多くあります。

以上です。