【素人が決算資料を読む】vol8,エクストリーム/今後のエンジニア供給市場は分解される

久しぶりの更新なので立て続けに更新していきます。
素人が決算書を読むシリーズvol8はエクストリームというスマートフォンアプリやその他アプリケーションを開発している企業です。

自社アプリケーション開発もしている様子ですが、メインは受託開発(人員派遣型)で、
派遣社員を送るのではなく、自社社員を派遣する形で、人員の技術力を訴求点として
運営しているようです。
http://www.e-xtreme.co.jp/service/

さて、数字面ですが、HPからの引用ですが、以下のような推移をしています。

https://www.xj-storage.jp/ProvideImage/GetGraphImage.aspx?company=AS01638&chartType=1&number=9

 

https://www.xj-storage.jp/ProvideImage/GetGraphImage.aspx?company=AS01638&chartType=2&number=9



売り上げ、利益共に堅調推移しており、特に営業利益が昨年比で大幅伸長の結果に
なっています。

1、受託形態の事業経営について
数字面は堅調推移していますが、受託形態で人員派遣型のビジネスモデルが
今後続くかというと、必ずしもYESと言えないのではないかというのが
個人的な感覚です。

SESの中抜きマージンを減らす形態のサービスも徐々に出てきていますし、
単純なエンジニアリング案件はある程度パッケージテクノロジーでカバーできてしまう
領域が増えていくと思います。

そういう意味で、領域としては一定ボリューム残るものの、市場自体は
今後天井に達すると思います。

2、エンジニア供給に関する今後の見立て
ただ、エンジニアが企業と直接繋がるようになるかというと、
それもあまり可能性が高くないなーと個人的には思ってまして、
いわゆるクラウドシーシングも、要件定義されたやりやすい実装案件を安価で
依頼したいときにサービスを活用するケースが多い印象ですし、
上流工程の設計等については、上記サービス領域ではカバー仕切れないと思います。

それら2つを鑑みると、個人的な感覚ですが、PMレベルの人材とのマッチング機会やサービスが増え、その結果として、純粋なBtoCマッチングではなく、BtoCtoCのような
案件は今後増えるのではないかなーと考えています(チームフリーランスのような名称を
使われる方もいらっしゃりますが近しいイメージです)


以上です。
僕も底辺とはいえプログラムを書く身なので、この領域の今後の動向には
強い興味を持っています。