【HRテック】エンゲージメントとは関係性の質であるということ

先日、こんな記事をネットで拝見した。
「なぜ今エンゲージメントが重要なのか?」
https://wevox.io/contents

個人的に興味のあるテーマですし、日頃yentaなどを使わしてもらっている関係上、
アトラエさんのトップの対談ということもあり、拝見したが、
極めて本質的な議論がなされていると感じた。

詳細は記事を見て頂きたいですが、対談で出てきたメッセージの一部を
以下に所感も交えて整理する。

1、組織コンディションを見える化することで、これまで勘で行われてきた改善活動を、
PDCAが着実に回るものに変える
→僕は、これができるようになるとHRの世界観が劇的に変わると思っています。
なぜなら、これまでは定量的な指標も勤続年数や離職率、個々人のパフォーマンス等結果指標は一部取ることができましたが、上記ができるようになることで、結果指標だけではなく、原因指標についても多角的にデータを取ることができるようになり、その結果、
採用も教育もアサインメントも含め、人事機能がデータ・ドリブンで回るようになると
思うからです。

2、従業員満足度とエンゲージメントは違う。エンゲージメントは関係の質
→非常になるほどと思ったメッセージでした。
エンゲージメントという概念に対してぼんやりとしか理解できていなかったものが、
少し質感を持って理解できた気がします。

3、これからの時代はエンゲージメントが、リテンションだけではなく、組織全体のパフォーマンスを高める上で重要な概念になる
→これも、個人的には興味深い仮説です。HR界隈では成功の循環サイクルと
言われたりなんかされますが、パフォーマンスをあげるにはまずは関係性から、みたいな
理論がありまして、その理論も兼ねて考えると、関係性の質であるエンゲージメントを強化することで、回り回って組織パフォーマンスが高まる、ということは高い確度でありうるのでは、と思っています。

以上です。
なんというか、最近HR系はパルスサーベイのことしか書いていないような
気すらしますが、まだこれからも定点ウオッチしていきます!