【素人が決算資料を読む】素人なりの財務分析の観点を整理してみた

素人が決算資料を読むシリーズを初めてみて、売り上げ推移やキャッシュフローの動きなどをなんとなく見て、なんとなく示唆を出す、ということを繰り返してきました。

ただ、それだけだと、その会社の現状に対する正確な見立てはできないと思っています。
そのため、今後はもっと体系的に財務分析を行いたいと思っておりますので、
今回は、財務分析のやり方について、自分なりに整理をしてみました。

まず、財務分析を行う際、大きくは3つ(細かいのも含めるともう少しあるようです)に大別できます。

1、安全性分析
→いわゆる、その会社の財務上の負債状況や資産状況から、
その会社が現在支払能力があるか、財務的に健全かどうかを判断する為の分析にあたります。
分析する項目としては、BSの流動負債や流動資産、固定資産(負債も)あたりがメイン
のようですね。

2、収益性分析
→投下した資本に対して、効率よく利益を稼いでいるかを判断する為の分析になります。
ROEROAなどもこのカテゴリーに入ります。

3、生産性分析
→価値を生み出すために経営資源を有効活用できているのかどうかを
判断する分析です。いわゆる、労働分配率や、1人あたりの収益などを見るようです。

4、成長性分析
→その会社が今後も成長し続ける成長可能性があるかどうかを判断する為の分析です。
前年比の売り上げの伸び率や利益の伸長率などを見るみたいです。

こうやって整理してみると、財務分析ってたくさんの測定指標を細かく分析していって、
BPSがどうだ、EPSがどうだと細かく見ていくイメージがあり若干距離があったのですが、
極論大きく4つのことをするだけだと考えると、僕みたいな初学者でも始めやすそうです。

後は、財務分析系のツールも拡充されてきているので、前ほど、上記のような財務分析を行うことは大変ではなくなってきている(計算自体はという意味です)ので、そういったツールなども今後活用しながら、財務分析をやってみたいと思います。

以上です!