【副業】中小企業こそ副業を許可すべき理由

前記事で副業に関するブログを書きました。

「副業のリスクコントロールについて」

上記の記事では、副業推進を検討する上でハードルとなりそうなことを整理し、 それらに対する対処の仕方を個人的な私見を多分に含めて書きました。

個人的には興味のある分野なので、今後も副業推進については考察を続けていきますが、 今回は第二弾ということで、「どういった組織が副業推進と相性が良いのか」について 考えたいと思います。

 

まず、IT系のベンチャーや中小企業。このセグメントは、副業を許可している企業の中で、 圧倒的に割合の高いセグメントです。

理由としてはいくつかあるとは思うのですが、 メイン理由としては、デザイナーやエンジニア等、会社の技術を支える土台の人材が リテンションする為の1施策として取り入れているのではないかと思います。

 

上記のようなセグメントでは、導入理由として説得もしやすいですし、 副業することでエンジニアの技術力も高まったり、幅が広がったりするのでイメージがしやすいですが、 個人的には、CDP(キャリアディベロップメントプラン)がうまく機能していない会社が、 意外と相性が良いのではないかと思っています。 (少し現実味の薄い仮説かもしれませんが、ブログなので好き勝手書きます笑)

 

まず、CDPがうまくワークしない会社の要件として、経営が単一の柱に多くを依存しており、 かつその事業が事業ライフサイクル上の成熟期にさしかかっていることが挙げられます。

理由としては、事業が単一傾向にあると、ジョブローテーションをしようにも、 異動先のオプションが限られており、またしたいと思ってもできないケースが多いので、 なかなか将来のキャリアプランニングがしづらいからです。

 

そこで、副業を許可することで、ジョブローテーションの制度上のリプレイスにはならなくとも、 ある種の揺らぎができて、同じ仕事を長く続けるにしても、相互に影響を与え合い 継続性やプランニングのブラッシュアップに効いてくるのではないかと考えました。 成熟期の事業部や会社などでは、若手の意見はなかなか通りずらく、その結果モチベーション低下に 繋がる話はあるあるであるかと思いますが、副業で好き勝手トライすることが、ある種の ガス抜きにも繋がるのではないでしょうか。

 

以上のように、キャリアのオプションが限られている会社程、 副業推進と親和性が高いのではないかと思います。