【AI】HRの仕事✖️AIのパターンを考えてみるシリーズ4

連続してシリーズものです。

今回は、 "育成はAIでどう変わるのか"について考えます。

 

1、育成業務にはどういったものがあるか

まず、人事業務における育成業務では、どういったお仕事があるのでしょうか。

 

a、年間の育成計画の立案と策定、予算申請

b、個々の研修施策の設計、企画、運用

c、研修別のベンダーマネジメント

d、現場との交渉やコミュニケーション

e、各種アセスメントやサーベイの実行推進

f、研修登壇

 

などでしょうか。 企業規模や役職によって、どの領域まで担当するのかはまちまちでしょうが、 大枠は上記のような形ではないかと思います。

 

それでは、上記の業務のうち、AIでどのように代替しうるでしょうか。

 

2、AIを入れることでどのように変わるのか

まず、a業務は代替することが難しいと思います。

活用しうるデータが少ないですし、 全体計画の策定は人事部門の背骨となる業務なので、ここが代替されることは考えにくいです。

 

次に、b業務はどうでしょうか。

企画作成などは人間が行うと思いますが、もし代替しうるとすれば、 過去の研修データや、受講アンケート、その後の受講生のパフォーマンス変動などのデータから、 どの要素を研修に入れるとどのくらいインパクトがあるのかを算出することができるかもしれません。

ただ、活用できるデータがまだまだ少ないのではないかと思います。

 

c業務やd業務はどうでしょうか。このあたりは、洞察を行うというよりは、 コミュニケーション業務が主軸になるので、代替は考えにくいです。

 

そして、e業務は、実行推進は現場調整などは人事が行うと思いますが、 サーベイシステムそのものは、AIを搭載したシステムはいくつか出てくると 思います。

fも残ると思いますが、理解度チェックや丸バツ問題など、正解があるものについては、 一部代替できるかもしれません。

 

いかがでしょうか。 このシリーズは労務、配置、採用、育成の4つを一旦考える予定でしたので、 一旦1通り完了しました。 次は何について考えようか、非常に楽しみです。