【HRテック】パルスサーベイをベンチャーに導入するなら?

最近パルスサーベイなるものが増えておりまして、 世間的にも導入事例が増えているようです。

パルスサーベイとは、一般的に認識されている多角的なサーベイではなく、 1回1分くらいで回答が完了する少ない設問を、週単位や月単位で配信し、回答を集計することで、 時系列データを取りやすくするものです。

※以下の記事に少し概要を紹介しています http://develope.hatenablog.com/entry/2017/09/27/214201

 

ただ、最近増えてはきたものの、導入にあたって本当にワークするのか、 社内上のアカウンタビリティーをどう遂行するか等、躊躇する理由などもあるのでは ないでしょうか。

そこで、今回は、ケーススタディとして、特定の組織要件別に、 どのように導入するとワークするのか、考えてみたいと思います。 (前提ですが、僕は現在上記のようなサービスを提供しておらず、導入コンサルなどもしていない為、 本当に仮説です。参考程度に受け止めて頂けると幸いです)

 

1、組織規模:300名〜1000名の成長ベンチャーだと想定します

 

2、課題感

・急激に成長する中で、マネージャー登用数も増えており、育成が追いつかないケースが多い

・自立的に成長していける若手は一定数いるが、伸び悩む若手もいる

・組織化が進む中で、経営も現場の実態が把握しづらくなり、組織の空気が停滞しがちなケースがある

 

3、導入プロセス

導入の大義名分は組織化の伸長に伴って、育成力を担保することや、 エンゲージメントの維持を行う為には、精度は粗くても定点観測をすることが重要であること。 また、定点データを取得しておくことで、今後の人事施策による変化感を把握することができ、 中期的には人事施策のKPIに値するデータを取ることもできる可能性があるということ。

上記のような理由付けで、全社的にではなく、1事業部や、1営業組織単位で導入し、 1年間トライアルで回すことで知見を積み上げていく。

 

4、ワークさせる前提

マネージャー単位で、任されているチームや事業部である程度裁量があり、 意思決定できる余地があることが重要かと思います。トップダウンが強いところだと、 なかなか難しいかもしれません。

 

いかがでしょうか。 このシリーズも何回か続けていこうと思います。