【未来潮流】今後増えてくるCHROとは何か

CHROという言葉があります。いわゆる、最高人事責任者(Chief HR Officer)の略称です。

まだ日本では聞き馴染みの無い言葉ですが、アメリカなどでは上記のような 肩書きの経営役職が増えているようです。

個人的な感覚としても、一部の領域では今後増えてくるのではないかと思うので、 今回はCHROについて書きたいと思います。

 

そもそもCHROとは何でしょうか。世間で諸々言われていることや、 私が普段企業の HR関連のステークホルダーと話をしていて感じたことを総括して考えると、 ”会社の人事戦略に関する意思決定を行うこと”が役割であり、意思決定の基軸は、 企業の事業課題や組織課題(未来志向で考えた際の潜在的なものも含む)からブレイクダウンして、 人事上何をやり、何をやらないべきか、に立脚するというものです。

いわゆる戦略人事の最上意思決定者のイメージでしょうか。 今でいうと、サイバーエージェントの曽山さんなどは、 肩書きこそCHROではいらっしゃらないものの、役割的には上記に近しいのではないかと思いますし、 いわゆるベンチャー企業では、CHROないしは近い役割の責任者というのは増えてきているのでは 思います。

 

また、人事畑の方の将来的なロードマップとして、CHROを目指すということは 今後レアケースではなくなってくるのでは無いかと思います。

 

そして、個人的な仮説として、AIやロボットによって、多くの割合の業務が リプレイスされていく中、”人にアサインするべき業務は何か”や、”その業務を通じた価値を最大化する為に、 どういった人事施策が考えうるか”を判断することが求められるので、CHROの活躍場面というのは 今後どんどん増えていくのではないかと思います。

 

わらわらと書きましたが、CHROは今後日本で増えてくると思いますし、 それを目指す方も増えてくると思っています。