【営業】内向的な人でも営業で戦える3つのポイント

僕はHRの業界に入った当初、営業があまりやりたくなかったんですよね。

そもそも人と話すことがあまり得意では無いし、話すと疲れるタイプで、どちらかというと 自分で考え事をしている時の方がエネルギーが充填できるタイプでした。

そういった感じだったので、営業でお客様先に行くのも毎日憂鬱でしたし、 1商談毎に消耗しながら仕事をしていた気がします。 加えて、先輩で売っている営業は基本的に外向的な人が多く、 自分はこのままいってもこんな人たちになることはできないだろうなーという感覚が、 閉塞感を強めていました。

 

ただ、そうなもやもやを抱えながら仕事をしていて、ある時、R社出身の営業の社会人の 先輩と食事をご一緒させて頂いていたとき、「売れる営業の全員が全員、外向的ではないし、 内向性が強い人間だからこそ発揮できる営業の価値もあるよ」という言葉を頂き、 そのスタイルってどういったことなんだろうとという模索が始まりました。

そこから紆余曲折経て、その時先輩が仰っていた言葉の意味がなんとなくですが わかるようになりました。 理由は大きく3つあるかなーと思っております。

 

1、内向的な人は情報を得やすい(ことがある)

内向的な営業って、商談でもそんなにたくさん話さ無いというか、 商談の会話の中で、3割位話しつつ、他はお客さんが話すことが多い気がします。

そのため、先方からもらえる情報量も多くなるのと、あとは営業として警戒心を 持たれにくくなるので、キーパーソンに関する情報や、クリティカルな背景情報を教えて頂きやすくなります。 (↑受注確度を高める上でこれはとてつもなく重要です)

 

2、内向的な人は企画設計に対する勘所を理解しやすい 内向的な人って、コミュニケーションが苦手な分、システムの構造や、 物事のメカニズム、ストーリーに対する興味やモチベーションが高い傾向があるように 感じます。 そして、日常的にそういったことを考えているので、 コミュニケーションのタッチポイントでの上手さはないものの、 企画のレパートリーは増えて、結果的に顧客最適な企画を提案しやすくなると思っています。

 

3、内向的な人は仕組みや仕掛けに対する改善意欲が高まりがち 最後に、内向性が強いと、いかにコミュニケーションを減らして仕事を前に進めていくか ということに対する意識が強まります(上記の考え方は捉えようを変えると危険なので、軽く受け取ってください) そうすると、コミュニケーション量を少なくしたまま目標を達成するのは、 案件が出てきた時に相談がインバウンドで来るとか、企画策定にかかる時間を最小化するとか、 旬な営業トピックが集まりやすい仕組みを作るとか、労力を最小化しつつ効果を最大化するための 仕掛けや仕組みに対する興味関心が高まります。

 

上記のように、営業は外向的である必要は必ずしもなく、 むしろ内向性の強い人は、それを活かした営業ができ無いかと考えてみると、 営業という仕事が、消耗する仕事ではなく、実験しながら最適解を探せる知的ゲームに変わると思います。