【グローバル】シンガポール4つのHRトレンド

先日、友人がシンガポールの企業に転職したとの知らせを聞いた。
そこで、個人的にシンガポールのHRトレンドに興味があったこともあり、
調べてみた。

1、Y世代への対応
いわゆる、1980年代から1990年代にかけて生まれた世代で、
この世代が組織のボリュームゾーンになることによる組織的な変化や課題に
どのように対処するのか、という意識があるみたいです。

2、タレントリテンション戦略
このトレンドも、クリティカルな課題意識から来るというよりは、
市場の流動性が高い中、自社で優秀な人材をリテンションする為の
戦略をどのように策定するか、というような温度感で紹介されていました。

3、生産性やパフォーマンス評価の指標
シンガポールの組織も事業ライフサイクルが先に進むにつれて、
事業生産性だけではなく、組織コンディションに目を向けるように
なってきたのではないかと推察されます

4、移民増加による、シンガポール国民の雇用維持
日本にはあまりない動きですが、移民の労働者も多いシンガポールならではというか、
シンガポール国民の労働をどう確保していくのか、という課題意識もあるみたいですね

上記1〜4を総合して考えてみると、以下のような状況なのではないかと思います。
・これまで、移民や海外企業の受け入れを積極的に行ってきたことで、
事業や企業は高い成長率を維持してきたが、その副作用による課題にどのように対処するのか
が検討事項の1つになってきている
・また、組織的に成熟度が増してきている中で、特定の世代に対する効果的なアプローチや、
シンガポール国民、シニア労働者など、”人が業務的にも精神的にも生産的に働ける”為の
アプローチを模索しているところ

そして、シンガポールも今後HRの動きはいくつか変わってくると思いますし、
今後もどういった変化が生じるのか、定点観測していきたいと思います。

この記事も、海外のwebメディアなどを参照しながら、
概念整理を行っています。
詳細は以下の記事をご覧ください。
http://www.humanresourcesonline.net/top-10-hr-trends-singapore/