【グローバル】ミレニアム世代の構造から学べることは何か

日本ではゆとり世代だったり、ポパイ世代のような括り方が世代論として
よく聞く言葉ですが、海外ではミレニアム世代、Y世代という括り方が最近は世代論として多く、それらの世代にどのように対応していくのか、ということが重要な検討事項になっています。

ミレニアム世代、Y世代とは、2000年頃に成人を迎えた世代で、
1980年〜1990年代に生まれた世代です。

1、ミレニアム世代の特徴
ある人事系のコンサルティングファームの調査結果では、
ミレニアム世代は、仕事のだけではなく、職場環境が大事であると、他の世代より強く考えている、というリサーチ結果が出ているとのことです。

他には、物心ついた時に、IT技術の発達浸透を目の当たりにしてきましたし、
ネット上でコミュニケーションを取ることが当たり前だった世代であり、物より経験や共感を
重視する傾向もあります。
このあたりは日本のデジタルネイティブ世代と共通しています。

2、今後の想定されるトレンド
なぜ今ミレニアム世代が注目されているかというと、近く将来、
ミレニアム世代が社会や企業のマジョリティになることで、社会的影響が非常に増してくると
言われているからです。

今後、この世代に対するHR上のアプローチもいくつか出てくるとは思いますが、
1つ組織的に根付くだろうと仮説を立てているのが、”パルスサーベイ”です。

パルスサーベイは、これまでいくつかの記事で触れてきましたが、
特徴をざっくりと言うと、1回1分程度の質問を定期的に回答してもらうことで、
定点で組織状態を見える化するサーベイです。

「パルスサーベイOJTと相性が良いのではないか」
http://develope.hatenablog.com/entry/2017/09/27/214201

ベンチャーにパルスサーベイを導入するなら」
http://develope.hatenablog.com/entry/2017/10/07/200245

このパルスサーベイ、なぜ組織的に根付くと考えるかといいますと、
若年の頃からIT機器に触れてきたことで、サーベイに回答することによる
ハレーションが生じにくい点や、職場環境を見える化するパルスサーベイによって、
世代が離職しやすい職場環境と、そうれでない職場環境の違いが明確化できれば、
リテンションに非常に効いてくるからでして、つまりは雇用側もリテンションの為の一手として活用するメリットがありますし、従業員側も職場環境の改善に繋がる形で相互にメリットがあります。

ただ、あくまで仮説であり、グローバルで見ても最適事例なるものを見つけられていないので、今後どうなるか楽しみであります。