経験の逆転

経験の逆転について。

社会に入ると、まずは、組織全体の仕事の中でも、細分化に細分化を重ねて、

新人でもできるレベルにまで噛み砕かれて仕事を渡される。

それはそれで、安定して組織として成果を上げる為には必要なことなのだが、

僕は、若いうちこそ、全体のプロセスを経験するような仕事をするべきだと

考えている。

例えば、エンジニアとして、新卒入社したとする。最初は先輩から言われた

ことを仕様書に落とし込んだり、一部の開発を担うカタチになると

思うが、そういうフェーズの時こそ、自分1人でウェブサービスを開発するような、全体を開発するような経験を積むと、大きな知見が得られるのではないだろうか。

部分部分の経験を積み重ねていくことはもちろん価値があるが、

上記のような経験を積むことで、早い段階から、「このサービスをよくするためには」や、「マーケットやユーザーはそもそも何を求めているのか」というような全体最適の視点を持つことができるようになるし、後工程への理解も進むもの。

なので、目の前の仕事を全力で実行しつつも、自分で全体を担うようなことも

してみるとそれはそれでよいかも。