【HR】自立型人材の育成法

このテーマも本当に多くの企業でお聞きする課題意識です。

言うは易し、行うは難しですが、考察してみます。

 

まず、自律型人材とはどういった人材でしょうか。 公式定義はないですが、大枠で捉えると、”自分でやるべきこと(what)を定義した上で、 最適なアプローチ(how)を設計して、指示される前にスピーディーに実行できる人材”くらいの イメージでしょうか。

 

世の有名な大企業も、こういった人材が少ないと悩んでいらっしゃるのですが、 上記のような人材を育成する為に、どういったことができるでしょうか。

 

1、what定義とhow定義をさせる経験を繰り返す

自律型人材のイメージに書いた通り、何をするべきか自分で考えさせ、手法の分解まで 任せます。最初はぎこちないですし、場合によってはティーチング中心にしたほうが良いケースも ありますが、一定の習熟に達したメンバーには、大枠の段階で任せて、 あとは自分に考えさせる経験を多く積ませると、次第に自分で考え実行することが 自然になっていきます

 

2、アドオンの失敗には賞賛とフィードバックを行い、成功には問いかけを行う

自分からトライした失敗には、スタンスに対してポジティブな賞賛を行って姿勢強化を行いつつ、 以降の成功確率を高める為にプロセスFBを行うことが重要です。 逆に、うまくいった案件に関しては、「なぜうまくいったのか」「他の案件でどのように応用できるか」 などを、問いかけだけして本人に考えさせるプロセスを繰り返すと、次第にメンバー自身が 仕事のKFSを定義できるようになり、自律的に進めていけるようになります。

 

3、良いロールモデルとのマッチングを行うこと

本人の中に、目指す方向性やイメージがあると、そこに近づく為に自分からアクションを起こすことが 期待できます。

その為、自分自身がロールモデルになれればベストではありつつも、 組織内、あるいは組織外でそういった人物と巡り合う機会を創出できると、メンバーもビジョンを描くことができ、そこに到達する為の行動を 引き出すことが期待できます。

 

いかがでしょうか。 よければ他の記事も見てみてくださいね。