最近増えている「ビックデータ人事」はこれからのHRの本流だと思う

2016年後半頃から少しずつキーワードとして出現している概念として、「ビックデータ人事」がある。

記事などもいくつか出てきており、例えば、リクルートなどではビックデータ人事に関するコンテンツを いくつか紹介している。

http://www.works-i.com/pdf/w136_toku2.pdf

そこで、ビックデータ人事とは何か、また、それが今後のHRのトレンドとして大きくなるのか、 またそれを成り立たせる条件は何か、について私見を書きたいと思う。

 

ビックデータ人事とは、勘や経験則というよりは(もちろんそれも大事だが) 社内、社外の大量のデータを駆使して、企業の人事施策を設計することを 指している。

例えば、従業員の出退勤データや、残業データ、評価や勤続年数、職務内容等の データを組み合わせて、退職率の高い人の特徴を導き出したり(あるいはエンゲージメントの 高い人を抽出したり)、入社後のハイパフォーマーと関係のある因子の相関を取ったりする等、 つまりはデータをガンガン駆使して人事施策を考えるのがビックデータ人事です。 ちょっとかっこいいですよね。

 

では、この概念は今後浸透するのでしょうか。

僕は、条件付きで普及するんじゃないかと思っています。

なぜなら、ビックデータ人事が成立すれば、これまでブラックボックス化していた、 人事施策の効果を定量的に把握することができるという、非常に大きなメリットが あるからです。

 

では、それらが成立する条件とは何でしょうか。 僕は、以下のような条件がつくと思っている。

 

・社内にエンジニアがいること

ERPないしは、人事システムと言えるような、データを集約化するシステムが導入され運用されていること

・データドリブンのカルチャー(アドテクや工場とかは相性が良いのでは?)

 

上記のような条件が揃った場合、ビックデータ人事が徐々に増えていくのではないかという 仮説を持っています。

 

 

いかがでしょうか。 個人的にとっても興味を持っている分野なので、こんなことが起きているよーという方が いらっしゃれば、コメントをいただけると嬉しいです!