【グローバル】アメリカのHRトレンド

グローバルHRシリーズ、一旦は1つの区切りとしてアメリカ編を考察して
締めくくりたいと思います。

スタートアップの世界ではタイムマシン経営と以前は言われていたように、
ベンチャートレンドとしては各国を先に行くアメリカですが、HRに関しても
超多国籍社会ということで、HRのトレンド予測としてアメリカの動向をチェックすることは
重要です。
そこで、今回も同じように、複数のソースからアメリカHRで生じているトレンドを整理してみようと思います。

1、現在生じているトレンド
・人事システムの統合化、及びデータドリブン人事
これまで個別運用していた人事システムを統合する動きがあるみたいですね。
細かいドライバーはわからないですが、おそらくは、システムを統合することによって、
データの取得性を高めて、人事施策をより定量的、データドリブンで行おうとする動きが
あるのではと考えています。

・エンゲージメントや組織カルチャーの見える化
日本でもちらほら出てきておりますが、いわゆるサーベイなどを使って
組織カルチャーやエンゲージメントを見える化し、PDCAを回そうとする動きがあります。

ミレニアム世代がボリュームゾーンとなってくる中、この動きは機能すると
思います。

・採用ツールの充実
ビデオ会議や、人口知能を使った採用システムなどですね。
プレイヤーの増加数で言えばこの領域のプレイヤーが一番増えている印象です。

・福利厚生
以前、卵子凍結サービスを福利厚生で提供する企業についてニュースになってきましたが、
そういった福利厚生施策をパッケージ化して企業に販売や仲介する企業も出てきているようですね。

大枠、上記のようなトレンドが生じているようです。
詳細は以下の記事が詳しいので参照ください。
http://jp.techcrunch.com/2017/08/02/techcrunch-school-10-hr-tech-2-keynote-report/#

2、今後生じるトレンド
「データドリブン人事」これに尽きると思います。
検討プロセス上は、上流工程から個別の人事施策の運用に落としていましたが、今後は、
それらをデータで横串にして見ることで、個別施策が共通のデータの改善施策として運用されるようになりますし、
その主要データ指標として、「エンゲージメント」が活用されるようになってくるのではないかと思います。

いかがでしょうか。
他の国でも興味深いHRトレンドなどがありましたらぜひ教えていただけると嬉しいです!