【組織観vol2】サイバーエージェント

以前開始した”組織について考察を深める”シリーズの2弾目です。
前回はメルカリさんについて考察しましたが、今回はサイバーエージェントさんについて
考察したいと思います。

サイバーエージェントの事業内容とは、という説明は割愛するとして、
本企業は若手の段階で事業経営を任されたり、出身社長も多く輩出されている企業として、
超が付く有名企業です。
ネット上で人事制度について調べていると、網羅はできていないと思いますが、以下のような
人事制度を運用していることがわかります。


<人事制度一覧>
・2年毎に取締役を2名変える。取締役の活性化
・じぎょつく
・あした会議
・ミスマッチ制度
・CAJJ制度
・キャリチャレ
・2駅ルール
・Le Life
※参考URL
https://www.cyberagent.co.jp/way/culture/
https://industry-co-creation.com/management/5663

人事制度の詳細は上記URLなどにも詳しく乗っておりますが、
個人的な印象として、事業発掘系の制度と、ジョブチャレンジ系の制度、
組織の新陳代謝を保つための制度等がバランス良く運用されている印象です。

本企業を見ていて感じることは、”良い制度は良い組織カルチャーとセットで機能する”
ということです。
月並みた内容ではありますが、新規事業の公募制度などは、制度作って魂入れずと
なりがちな部分が非常に強いですが、サイバーエージェントでは、制度ドリブンで事業化されたケースも多く、非常に珍しい形で公募制度が機能しているのではないかと思っています。

また、順番としても、制度を作ればカルチャーが強化されるというよりは、
まず組織カルチャーがあって、組織拡大していく中でもそれを維持するための仕組みとして
制度化することで機能するという順番であると思います。

そのため、従業員規模が100名〜300名規模の組織段階で、
新規事業やキャリアチャレンジへの行動の蓄積やメッセージの継続的な発信で、
組織カルチャーとして徐々に定着させてきたからこそ、制度としてもうまく機能しているのかなーと勝手に考えています。

以上です。
本シリーズは引き続きがつがつやっていきます!